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岐阜県・関鍛冶伝承館が人気漫画「花の慶次」とコラボ 戦国時代の前田慶次所用「南蛮鉄大短刀」「皆朱の槍」を再現

「関鍛冶伝承館×花の慶次 ~関鍛冶と戦国日本刀展~」

 

 「刃物のまち」として知られる岐阜県関市の関鍛冶伝承館で、人気漫画「花の慶次 -雲のかなたに-」とコラボレーションした企画展「関鍛冶伝承館×花の慶次 ~関鍛冶と戦国日本刀展~」が3月29日まで開催されている。

 関市によると、「花の慶次 -雲のかなたに-」(原作:隆慶一郎「一夢庵風流記」、漫画:原哲夫)は、週刊少年ジャンプに連載され、戦国時代の傾奇(かぶき)者として生きた前田慶次の奔放な生きざまを描いた作品。企画展では前田慶次所用の「南蛮鉄大短刀」と「皆朱の槍(かいしゅのやり)」を「原作に基づいて初めて公式に完全再現した」という。

 「南蛮鉄大短刀」は、作品中で慶次が豊臣秀吉との謁見に際し、自らの傾奇者としての生きざまを貫き通すため、秀吉暗殺を念頭に特別に入手する「関の刀工が鍛えた厚重ね南蛮鉄の短刀」で、二十六代藤原兼房刀匠が制作。戦国時代当時は一部の豪の者にしか使用が許されなかったという「皆朱の槍」は、丹波兼信刀匠が制作となっている。

 展示している日本刀は、「身幅(厚さ)が通常の短刀の約3倍という鉈(なた)や斧(おの)のような厚みを持つため、重さは通常の日本刀より重い短刀」で、「皆朱の槍」は身の丈が六尺五寸(約197センチ)以上ある慶次が振るうことをイメージし「かなり大ぶりな穂先と柄として、全長は八尺二寸(約2.5メートル)という長さにした」と説明している。

 特別入館料は、大人500円、高校生・小中学生200円。

 

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