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「たんぱく質」を意識してとっていますか? 全国の15歳~74歳の男女2686人に調査を実施

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 「めざせ1日80g! たんぱく摂ろう会」(東京)は、全国の15歳~74歳の男女2686人を対象に「たんぱく質」に関する意識調査を実施した。この団体は明治、伊藤ハム米久ホールディングス、マルハニチロの食品メーカー3社が、たんぱく質摂取の啓発を通じて健康で安心して暮らせる「ウェルネス社会」の実現を目指して設立したコンソーシアム(共同事業体)。調査は3月3日~6日にインターネットで行われた。

 結果は、普段から「たんぱく質」をとるようにしている人が6割弱の57.2%で、代表的な5栄養素(他は食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミン)の中でトップだった。では、どうしてたんぱく質を摂取しようと思っているのかを尋ねると、「たんぱく質は身体にとって重要な栄養素だから」(54.1%)が最も多く、「筋肉を維持・増やしたいから」(45.4%)、「体力低下を防ぎたいから」(35.6%)と続いた。たんぱく質が健康的な日常生活を送る上で誰しもに欠かせない栄養素であることの理解度が高いことがうかがえる。

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 早稲田大学スポーツ科学学術院の宮地元彦教授は、この調査結果に次のような感想を寄せている。「たんぱく質をより多く摂取しようという意欲や態度が高まっている傾向にあることが見て取れます。たんぱく質をとるということは『フレイル』(健康と要介護の中間の状態)だけでなく、さまざまな生活習慣病や、感染症のリスクを下げますので、足りない状況にならないようにしていく必要があります。たんぱく質にはさまざまな種類がありますが、中でも牛乳やヨーグルト、チーズに含まれる乳たんぱくは、必須アミノ酸9種類をバランスよく含み、筋肉を作るのに欠かせないBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類)を豊富に含んでいます。ただし、特定の食品に偏らずバランスの良い食事を心がけること、急に変えるのではなく例えばたんぱく質であれば1日5~10g程度増やすことを目標にする、といったように無理せず自分のペースで続けることが大切です」。

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