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「知覧茶」を次の世代へ 鹿児島・南九州市が茶農家・茶職人を目指す地域おこし協力隊員を募集

 日本茶の産地として知られる鹿児島県南九州市が、地域おこし協力隊「みなプロ」活動の一環として、特産品の「知覧茶」を次の世代へつなぐ「アトツギ」候補の募集をスタートした。

 南九州市は全国トップの荒茶生産量を誇る茶どころ。中でも「知覧茶」は、全国茶品評会で5年連続して産地賞を受賞するなど、高い品質で知られている。現在、476戸の茶農家と91の茶工場が地域のお茶を支えているが、生産者の高齢化や後継者不足という課題も抱えている。

 今回の募集では、茶農家・茶職人として就業や事業承継を行い、協力隊の任期終了後も知覧茶とその価値を引き継いでいく人材を想定している。具体的には、日本茶や知覧茶が好きな人、茶の栽培・製造や農業に興味がある人、新しいことに挑戦したい人など。食品の製造、流通、営業経験者のほか、6次産業化や生産地ツーリズムに関心がある人も歓迎するとしている。

 茶業を取り巻く環境も大きく変化している。近年の抹茶ブームによって原料となる碾茶(てんちゃ)の需要が急増し、関連する工場などの基盤整備も進められている。一方、知覧茶が培ってきた多品種栽培による豊かな煎茶文化や、有機栽培茶の生産拡大などにも国内外から期待が寄せられている。

 こうした変化を背景に南九州市が掲げるのは、「お茶の価値」を次の時代へつなぐこと。例えば、知覧茶をより多くの人に知ってもらうための情報発信・PR事業や、若い世代にも選ばれる商品づくり、お茶を飲む時間そのものを新たな価値として届ける取り組み、生産者と消費者の距離を縮める仕掛け作りなどが考えられるという。

 申込期間は10月30日(金)17時まで。詳細は、南九州市の移住定住サイト「みな、くる」内・募集ページ に掲載している。

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