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多様な働き方は浸透しているのか  時短勤務に対する正直な意見を調査

 コロナ禍をきっかけにリモートワークが広がり、ここ数年である意味“強制的に”多様な働き方が広がった。オフィス勤務に戻っても、さまざまな事情、態様への許容度も広がっているように見える。時短勤務社員に対する意見をアンケート調査(セルバ・大阪市)したところ、半数は好意的な意見を持っており、印象が悪いと答えた人は1割にとどまった。

 10~60代の会社員に2月27日~3月12日に調査、300人が回答した。まず、時短勤務が会社にあるかどうかを尋ねると、「制度があり時短勤務の人がいる」と答えたのは59%。「制度があり、(利用者は)いない」と答えた17%と、「自分が時短勤務をしている」6%を合わせると、83%の人が会社に時短勤務があると答えた。

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 時短勤務社員への印象を聞くと、「良い」「まあまあ良い」を合わせた49%の好意的な人を含め、全体の87%は時短勤務に悪い印象を持っていない。「多様性の時代だと思うので、社員一人一人のために働きやすい環境を作ることはとても良いことだと思う」「仕事をちゃんとしていたら時短勤務でも何も思わない」などが理由。一方、否定的な意見は「時間内に仕事を終える気がなく、他の人がフォローするのを当然だと思っているような態度に感じるため」と、回答者が個人的に置かれた環境によると思われるものから、「時短勤務を希望するのは“甘え”みたいな考えになってしまうからイメージが良くない」など、世代を感じるものもあった。

 中には、以前は良くない印象を持っていたものの、「子どもを持つようになってから妻が時短勤務をするようになり、育児をするための制度でもあると認識を改めた」という人もおり、さまざまな理由で時短勤務をする人への想像力の大切さも浮き彫りになった。 3-4

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