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世界史のリテラシーを養おう レバント情勢を読み解く一冊

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 毎日報道されるイスラエルとガザの悲惨な情勢。その日の戦闘状況は理解できても、長く深い歴史を読み解くのは大変だ。理解のための土台となりそうな一冊、『ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか ――バビロニア捕囚』(長谷川修一著、NHK出版、税込み1100円)が発売されている。

 ユダヤ人の長い迫害の歴史は誰もが知っている。だが、そもそもなぜ彼らは迫害されたのか。彼らはいつから存在し、なぜ世界の各地に散らばっていたのか。そして迫害の中でどのように自分たちのアイデンティティーを守ってきたのか。紀元前の中東で半世紀以上にわたって起きた「バビロニア捕囚」をキーワードに読み解いていく。昨今のイスラエル・パレスチナ(レバント)情勢を読み解くうえでも、政治的立場とは無関係に読める“参考書”の一つ。イスラエル国家成立の背景から、もう一度おさらいしておこう。

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