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新たな言語は思考や価値観をも動かす 外国語を学ぶ真の利点とは?

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 外国語を習得すれば、その言語を話す人々と話せるし、その言語で書かれた本も読めて世界が広がる。これは見えやすい直接的な利点だが、自分の内なる深いところで別の面白さもある。ノースウェスタン大学・心理学教授ビオリカ・マリアン氏の『言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?』(KADOKAWA刊、税込み2200円)が、12月21日に発売される。

 人間の脳は、複数の言語を操るように設計されており、複数の言語を話す能力によって創造性の扉が開かれ、脳の健康や、認知をコントロールする力も手に入る、と著者。新しい言語を獲得するたびに、情報をどう受け取り、どう解釈するかということが影響を受ける。何を覚えているか、自分自身と周りの世界をどうとらえるか、さらには感情、洞察、意思決定、行動も、話す言語から影響を受けるという。さまざまな科学的研究を検証し、新しい言語を学ぶことの利点を紹介した一冊だ。来年の抱負に、「新しい言語を一つ学ぶ」が加わるかもしれない。

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