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史上最悪の犠牲を出した“独裁の手法”とは オクスフォード大学出版の『14歳から考えたい ナチ・ドイツ』

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 史上最悪の犠牲を出した“独裁の手法”、そのおびただしい負の遺産から見えてくる教訓とは? すばる舎(東京)は、「14歳から考えたい」オクスフォード大学出版“A Very Short Introduction”シリーズから、『14歳から考えたい ナチ・ドイツ』をこのほど発売した。著者は、オックスフォード大学現代ヨーロッパ史名誉教授のジェーン・キャプラン氏。藤井美佐子氏翻訳、熊野直樹氏(九州大学大学院法学研究院教授)監修。

 オクスフォード大学出版“A Very Short Introduction”シリーズは1995年に始まり、現在も続々と新たなトピックを世に送り出している知的教養シリーズ。すばる舎では「14歳から考えたい~」シリーズとして主に「人権」に関する著作を取り扱っている。

 『14歳から考えたい ナチ・ドイツ』は、第一次世界大戦末期の帝政ドイツの滅亡から、ヴァイマル共和制を経て、ナチ・ドイツの誕生から終焉(しゅうえん)まで、ドイツがたどった道筋をナチ党の台頭と重ね合わせながら見ていく。ナチ党が用意周到に独裁体制を築いていく様子や周辺国への侵略、ユダヤ人への迫害、国民はそれらをどう受け止めていたのかなどを知ることができる。四六判、304ページ、税別2000円。

 ■目次

Chapter 1 ヒトラー神話

Chapter 2 国民社会主義

Chapter 3 ミュンヒェンからベルリンへ(ヴァイマルを経由して)

Chapter 4 権力

Chapter 5 フォルクスゲマインシャフト――共同体と排除

Chapter 6 フォルクスゲマインシャフト――統制と帰属

Chapter 7 戦争への準備

Chapter 8 戦争

Chapter 9 テロからジェノサイドへ

Chapter 10 過去を受け入れて

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