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3年間の熟成を共に見守りませんか 神戸蒸溜所がウイスキーのカスクオーナーを募集

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 ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒を製造する「神戸蒸溜所」(グロースターズ・神戸市)は、神戸市のフルーツ・フラワーパーク内に、昨年10月に開所した。6月15日(木)から、カスク(木樽)オーナーの募集を開始する。

 1993年、神戸ワイナリー(現・神戸農政公社、神戸市)が、フランスから直輸入した直火の単式蒸留器(アランビックシャラント)を導入し、神戸産ブドウを100%使用したブランデー作りを開始したが、その2年後、阪神淡路大震災の影響で製造が停止。蒸留器も使われないまま長い年月が経った。その後、樽(たる)に残り熟成が続いた「神戸ブランデー」は、海外客からも高い評価を受け、神戸市が当時の蒸留器を活用する事業者を募集。2022年秋、神戸蒸溜所が当時の蒸留器を復活させ、新たに蒸留酒の製造をスタートしたという経緯がある。

美味しいブランデー

 カスクオーナーは、原料の発酵・仕込みを経た後の、蒸留・樽詰め期間からジャパニーズシングルモルトウイスキーになるため、3年間の熟成を共に見守る。カスクオーナー特典として、オーナー証明書の発行、ニューポット(200ml)プレゼント、神戸蒸溜所の見学会招待(年1回2人まで)なども。応募受け付けは、6月15日(木)12時~8月15日(火)18時まで。応募人数が上限に達した時点で締め切り。

 申し込み時の料金は、「1樽95L」が95万円(バーボン樽、酒税・消費税・瓶詰にかかる諸費用・配送料別)。樽詰め3年~4年に達する期間であれば樽詰め時期を指定できる。1名義につき1樽まで。「1口」が3万3700円(バーボン樽、酒税・消費税・瓶詰にかかる諸費用・配送料込み)。樽詰めから3年後に700ml瓶×2本(alc.50%)を届ける。瓶詰時期の指定は不可。1名義につき5口まで。

 神戸の新たな名産品となることを目標に、日々製造を行う神戸蒸溜所。山に囲まれ、1年の中での寒暖差も大きく多湿な自然環境の中で保管するため、熟成も早く進む。小さな蒸留所で作る神戸産のシングルモルトウイスキーを堪能しよう。

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