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北海道の赤ちゃんポスト「ベビーボックス」開設1年 赤ちゃん殺害をなくしたい

坂本様プレート看板(300x300)

 さまざまな事情で親が育てることができず、遺棄され亡くなっていく赤ちゃんの命を救うための通称「赤ちゃんポスト」国内2例目が、「ベビーボックス」の名で北海道当別町に開設されて1年。運営する民間団体「こどもSOSほっかいどう」が、1年間の受け入れ状況を公表した。

 実際に預けられたのは0歳児で、手渡しが2人(うち障がい児1人)、来所が6人。子どもを育てられないという相談人数は30人で、新生児から5歳児。匿名や全国からの相談に対してサポートを行ったという。障がい児ケースは10人、緊急下の妊娠は12人、男性からの相談は6人だった。

 こどもSOSほっかいどうは助成金や寄付金で運営。望まない妊娠や出産、養育面で悩む女性や家族の相談窓口「にんしんSOS」や、匿名で子ども(赤ちゃんから幼児を想定)を預かる窓口「ベビーボックス」の活動に取り組んでいる。

こどもSOSのいえ のぼり

 ベビーボックスでは、24時間体制で、事情や身元を問わず、緊急避難場所として匿名で子どもを預かる(新生児から幼児を想定)。利用は無料。予約制で、これは、事前に預ける側の意思を確認し、双方の合意で託す・引き受けることで警察の捜索や児童相談所の社会調査にならないようにするため。預けられた子どもは医師の診察や検査を受け、異常があれば適切な治療をする。

 「にんしんSOS」は、匿名や内密で、LINEやメールshimange@hotmail.comでの相談や面談に応じる。

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