浅野寛介、シェイン・コスギ、ケイン・コスギ「日本のアクションを超えた、世界のアクションをぜひ映画館で体験してほしいです」『四十九-SEEK』【インタビュー】
-シェインさん、お兄さんのケインさんを演出した気持ちはいかがでしたか。
とてもやりやすかったです。常にこちらが出してほしいと思う以上のものを出してくれるので、期待感が高まりました。寛介もそうですが、自由にやってほしいと思っていたので、その点では皆さん言うことなしでした。
-では、ケインさんは、弟さんの初監督作に出た感想は。
本当に人生の一番の思い出になったし、誇りですね。僕は6歳で映画デビューをして、アクション俳優を目指してきましたが、まさか弟の作品に出るとは思っていなかったので。撮影時間は短かったのですが、毎日が楽しくて、昔よく一緒に遊んでいた時のことを思い出しながらやっていました。弟から「今度監督をする」と聞いた時は、出たいと思いましたが言えませんでした。でも本当にいい役を頂けて光栄だったし、ずっと役者をやってきて、トップスリーに入るぐらいのうれしさがありました。とてもいい思い出になりました。
-浅野さんもケインさんも武道を習って、そこから俳優になった。例えば、ブルース・リーがジークンドー、スティーブン・セガールが合気道を生かしながら映画の中でアクションやっていると思いますが、武道とアクションとの関係性についてはどう思いますか。
浅野 僕はアクション=芝居だと思っています。その使い方の応酬が会話だと思っていて、それが芝居になっていくんです。僕はアクションの基礎が武術なので、精通している人はすぐに分かります。今回ケインさんとやった時がそうでした。すぐに分かり合える。結局は人となりが出ると思っています。
ケイン 本当にその通りだと思います。中国や韓国でも仕事をしたことがありますが、言葉が通じなくても、監督やチームが何を欲しがっているのかは、アクションを通してすぐに分かります。僕は子どもの時から父親と空手をやって、そこからテコンドーとカンフーもやりました。でも、やっぱり自分のスタイルを探さなければなりません。ブルース・リーやジャッキー・チェンには彼らのスタイルがあります。人のまねをするではなく、いろんなことを学んで自分に合っているものを見付けて、自分のスタイルを作らなければなりません。僕もそれをずっと探し続けていますし、練習もしています。
-今回、意識したり目標にした映画や俳優はありましたか。
シェイン いっぱいあり過ぎます。お父さんもそうだし、千葉真一さんもそうだし、倉田保昭さんもそう。一人選ぶことなんてできません。皆さんそれぞれにいいところがたくさんあるので。
-最後に、観客や読者の方に向けて一言ずつお願いします。
浅野 アクションが満載なので、それを大画面で見た時に、感じるものは大きいと思います。映画の良さが詰まった作品ですし、何よりもシェインさんだからこそ出せた色というのは、小さな頃から一緒にいますが、今回改めて気付いたこともたくさんありました。そういう部分がお客さんに届くことが、映画館で体験してもらえることが一番なので、ぜひ足を運んでもらいたいです。
ケイン アクションも見どころだし、弟が監督でお兄ちゃんが出ている映画はなかなかないので、そこも楽しんで見てほしいです。
シェイン 本当に素晴らしいキャストに恵まれました。寛介やお兄ちゃんはもちろん、三浦(誠己)さんや菜葉菜さんや、たくさんの人が支えてくれた作品だし、日本のアクションを超えた、世界のアクションをぜひ映画館で体験してほしいです。日常生活を忘れて、その時間を楽しんで、満足して帰っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
(取材・文・写真/田中雄二)

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