IMP.横原悠毅、舞台は「自分ではない人物になれる」 3年ぶりの主演舞台CINEMATIC STAGE「GINZA MIGHTY GUY」に挑む【インタビュー】
7人組男性グループ「IMP.」として活躍している横原悠毅が3年ぶりに単独主演を務める舞台、CINEMATIC STAGE「GINZA MIGHTY GUY」が7月6日から上演される。本作は、小林旭主演で上映された人気シリーズ映画『銀座旋風児(ギンザマイトガイ)』の第一弾となる「二階堂卓也・銀座無頼帖 銀座旋風児」の設定を近未来都市にアレンジして舞台化した作品。かつて銀座に存在した英雄「銀座旋風児」の伝説を知り、自ら“GINZA MIGHTY GUY”としてGINZAを救うべく立ち上がる主人公の二階堂アキラを横原が演じる。横原に本作への意気込みや舞台での芝居への思い、さらにはこれからの目標などを聞いた。

横原悠毅【ヘアメーク:井下成美/スタイリング:山本隆司(style³)】
-3年ぶりの主演舞台への思いを教えてください。
3年前にご一緒した方からお声をかけていただいたこと、そして3年前と同じシアター1010の舞台に立たせていただけることがとてもうれしかったです。
-役柄についてはどのようにとらえていますか。
原作となった映画では、銀座の旋風児(せんぷうじ)と呼ばれている有名人だというところから始まりますが、今回はかつて銀座という街にいたヒーローに憧れている情報屋の政の隣にいた男として描かれます。そういう星の下に生まれたのか、似たような雰囲気をまとってはいますが、原作とは違う設定なので、また違うヒーローが演じられたらいいなと思っています。
-ヒーローを演じることについてはいかがですか。
僕は、あまりヒーローと言われるような性格ではないんですよ。分かりやすく優しくするのが苦手なので。だから、自分にはできないことを芝居でお見せできるのはすごく楽しみです。
-横原さんは、舞台に立つ面白さや難しさはどのように感じていますか。
面白さは、自分ではない人物になれるということです。自分では思わないようなことを感じたり、自分では泣かないところでも泣けたり…と新鮮な気持ちになれます。本来、人間は自分の人生しか生きられないものですが、ほかの人の人生を生きられるというのも魅力だと思います。ただ、その代償は大きくて。「今日はこの人物にはなりたくないな」としんどい思いをすることも多いんですよ。それが難しさというか、苦しいところかなと思います。
-(取材当時)すでに本読み稽古があったと聞いています。共演者の皆さんとお会いしていかがでしたか。
経験も実力もある、頼もしいキャストの皆さんがいらっしゃいますが、先輩方が若い世代にすごく気を遣ってくださっていて、やりやすい雰囲気でした。すごく優しい方ばかりで、安心してお稽古に臨めるなと思いました。
-本作では激しいアクションシーンも見どころの一つです。アクションで楽しみにしていることは?
これまで刀を使った殺陣はやったことがありますが、今回は拳銃を持って行うアクションもあると聞いています。それは初めてのことなので、すごく楽しみです。たくさん教えていただいて挑戦していきたいと思います。
-歌やダンスもありますね。
「ダッドシューズ」でご一緒した、元東京ゲゲゲイのMIKUも振り付けをしてくれるんです。実はMIKUは、「ダッドシューズ」が終わってからも、会ってはいて、MIKUが出演している舞台を見に行ったり、ゲゲゲイのライブを見に行ったりもしていました。MIKUは、僕がやってこなかったジャンルのダンスを踊っているので、すごく個性的だなと思います。彼女にしか踊れないダンスを踊っている。そのMIKUが振り付けをするので、自分に踊れるだろうかという不安があり、「優しい振り付けにしてね」と言っています(笑)。
-ダンスも楽しみにしています。「ダッドシューズ」に続いて今回も主演となりますが、「ダッドシューズ」で主演を務めて、当時はその立場に対してどんなことを感じていましたか。
主演だからということはあまり考えていなかったです。どんな立場でも、役をきちんと演じることが大事だと思っていました。「ダッドシューズ」で共演したみんなとはすごく仲良くなって、今でも会う人が多いんですよ。その人たちからは、「最初はパーカー着て、サングラスかけて稽古場に入ってきて、あいさつもすごくローテンションで、絶対嫌なやつだと思ってた」と言われます(笑)。でも、稽古を通してみんなと仲が深められたので、それはとても良い経験になりました。今回は年上の先輩方もいらっしゃるので、また稽古場の雰囲気は違うと思いますが、チームの一員として力になれたらいいなと思います。
-本作の顔合わせでは、パーカーとサングラスではなかったですか。
今回はパーカーではなく、サングラスもかけずに行きました(笑)。ただ、人見知りなので、知らない人が多いと声が小さくなってしまって。なので、あまり変わらないかもしれません。
-歌にダンスにお芝居にと幅広い活動をされていますが、横原さんは元々、どういう思いから芸能界を目指したのですか。
小さい頃から有名になりたいと思っていたからだと思います。最初はサッカー選手で、次は野球選手。その次は芸人になりたいと思っていましたが、行き着いた先が今でした。特にこの人に憧れてということはなかったです。
-そうして活動をする中で、今はどんな目標がありますか。
お笑いが大好きなので、芸人さんと一緒にお仕事をしたいという思いが大きいです。それからラジオやゆったりとした番組を芸人さんと2人でできたらいいなと思っています。
-例えば、グループでコントをやるとか?
グループでコントはやらないです。彼らにはお笑い脳がないので(笑)。彼らには彼らの武器があるので、巻き込まないようにしたいと思います(笑)。
-先ほど、憧れの人はいなかったと話していましたが、今、横原さんにとってのヒーローはいますか。
芸人さんたちです。これほど素晴らしい職業があるんだなと思いますし、一番リスペクトしています。
-それは、笑いを届けるという意味で?
人を笑わせるというのは、本当に難しいことだと思います。例えば、僕たちが「パフォーマンスをします」と言って歌ったら、喜んでくれる人もいるかもしれないけれども、知らない人から見たら本当に喜んでいるのかどうかは分からないですよね。でも、お笑いは笑いというリアクションがしっかりと出ます。それに、コンプレックスになりそうなことをプラスに変えられる職業は芸人しかないと思います。例えば、太っているとか、はげていることも良いところの一つとしてとらえて、笑いにしているのがかっこいいなと思うので、僕の中では芸人さんたちがヒーローです。
-芸人を目指したこともあったと話していましたが、もし今の仕事に就いていなかったら、お笑い芸人になりたいですか。
芸人さんは、こんなにすごい人たちの中で戦えないと思って辞めたので、お笑い芸人さんたちを支える側の事務所で働いているんじゃないかなと(笑)。とにかく面白い人たちの近くにいたいと思っているんじゃないかなと思います。
-最後に公演に向けた意気込みと、読者にメッセージをお願いします。
今回、これまで演じたことがある役とはまた違う雰囲気の役を演じます。演じるのはすごく難しいところもあるとは思いますが、ダンスも歌もアクションもある、見やすい舞台ですので、ぜひ気軽に見に来ていただければと思います。
(取材・文・写真:嶋田真己)
CINEMATIC STAGE「GINZA MIGHTY GUY」は、7月6日(月)~12日(日)に都内・シアター1010で上演。


















