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松坂慶子「らんまん」で演じるタキは「自分とは全く違う」 怒るシーンの撮影後は「真っすぐ歩けないぐらいへとへとに」

 NHKで放送中の連続テレビ小説「らんまん」。26日から放送される第13週では、前半のクライマックスを迎える。主人公・槙野万太郎(神木隆之介)の祖母・タキを演じる松坂慶子からコメントが届いた。

 「らんまん」への出演が決まったときの心境を聞かれた松坂は「舞台となる高知は日照時間も長くておおらかな土地柄なので、厳しい中にも、高知の人のはちきんらしい明るさ、勝負強くて快活で気のいい性格で、負けん気が強いちゃきちゃきのおかみという感じでスタートできればと思いました」と振り返った。

 台本に書かれたタキの印象については、「家を支えていかないといけないという勝ち気な厳しいところと情のあるところがあるけれど、両方がうそではなくて両立していて拮抗(きっこう)している女性。そういうふうになるといいと思いました」とコメント。

 また、「どんなに厳しいことを言っても愛情にひも付いていることで、何としても家を守るという、そういう役柄だと伺いました」と明かした。

 放送が始まってからは、「万太郎は病弱で本当に立派に成長するのか心配だし、重い気持ちも抱えながらやっている1週目、2週目だったのですが、出来上がった作品を見るとオープニングの自然や、神木さんの明るさや快活さ、全体の作りがとても朝ドラらしくて。見てくださる方が、タキさんを怖がらないで受け入れてくださって、本当によかったと思いました」と振り返った。

 「自身が好きなタキのシーン」を聞かれると、「愛情深い女性的なところが第1回の初登場シーンで仏壇に手を合わせるところだけで、あとは叱っている厳しいシーンばかりだったので、最初のシーンは大事に演じました」と回顧。

 「私自身は、どちらかというと、昨年放送のあった、土曜ドラマ『一橋桐子の犯罪日記』で演じた桐子さんの方が近いと思うんです」と笑う。

 「今回は自分とは全く違う役柄を演じなければいけなくて、厳しく怒るシーンの撮影の日なんか、帰っても真っすぐ歩けないぐらいへとへとになっていました」と裏話も明かした。

 主演の神木の印象を問われると、「神木さんは、みんながいい気持ちで仕事場にいて、いい集中の仕方ができるような雰囲気作りを常にしてくださっていました」とコメント。

 他の共演者についても、「(番頭の)市蔵役の小松(利昌)さんはとても大きなお声で『よろしゅう』と言っていらして、最初のころは競うように大きな声でやっていましたね。タキさんは第12週以降になると年も取って病気もあって弱ってくるんだけど、市蔵さんが私の分まで活気づけてくださるのが、楽しいというかおかしかったです。綾を演じる佐久間由衣さんも、とても土佐ことばも一生懸命やっていらして、本当に役を生きているという感じがしました」などと語った。

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