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佐川急便中国SC (3年ぶり3回目)

 「雨が味方した」。FW河上健司は試合後、雨が止んだ空を見上げた。
 準決勝、決勝は雨。シンプルに前線に放り込み、大学生相手の2戦ともに先制点を奪い主導権を握った。その後は運動量豊富な大学生に攻め込まれたが、耐えに耐えた。PK戦までもつれた決勝の先発には27歳以上が8人、3年前の前回出場者もそろう「経験」が、大学生の「若さ」を食い止めた。
 粘り強く守り、カウンターで前線の河上らにつなぐスタイルで、今季は2年ぶりに再昇格した中国リーグで戦う。仕事を終えた夜にある週3日の練習も結果につながらず、残留争いに巻き込まれている。しかし、一発勝負のトーナメントで勝負強さを発揮した。
 波乱も醍醐味となる天皇杯初戦の相手は、大学サッカー界の西の強豪福岡大。「1勝してサンフレッチェと戦い、リーグ戦で残留すればことしは最高だ」と麓光真主将。若さもあふれる言葉で意気込みを口にした。

(中国新聞)

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