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トヨタ蹴球団 (初出場)

 5度の天皇杯出場を誇る中京大をPK戦の末に撃破し、本大会への切符を初めて手に入れた。
 8月24日の県選手権決勝。前半で相手選手が退場し数的有利となったものの、体力と技術で上回る相手をなかなか攻め崩せない。後半になると選手の運動量が落ちはじめ、逆に何度もピンチを招いたが、GK北川佑樹選手を中心にしのいだ。
 母体はトヨタ自動車サッカー部。Jリーグ創設とともに部は名古屋グランパスエイトに移行。一部の選手が愛好会のような形でクラブチームを結成した。選手はトヨタや関連会社の社員で、平日の勤務後の練習は週3回、2時間だけ。工場での交代勤務の選手もおり、全員がそろうことはめったにない。
   躍進の背景には、Jリーグ経験者らの加入がある。個々の力はさることながら、「プロのメンタリティーというか、良い風をチームに入れてくれた」と鈴木淳也主将はほかの選手への影響を指摘する。今夏はお盆休みを返上して練習を重ねたことも結実した。
グランパスとの対戦をずっと夢見てきた。31日の1回戦を突破すれば、2回戦で激突する。夢を叶えるだけでなく、大金星も狙う。

(中日新聞)

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