北信越リーグ１部に所属し、ボールをつないで積極的に攻めるスタイルを貫く。福井県予選では計３試合で２２得点と攻撃力を証明してみせただけでなく、失点０と守りもしっかり機能。前身のサウルコス福井時代を含め１２年連続１５度目となる天皇杯切符を獲得した。

   県予選決勝は、同リーグ２部の坂井フェニックスを相手に４－０だった。快勝といえるが、前半に限れば４分に先制して以降は攻めあぐね、１―０で折り返すことに。主将のＤＦ尾崎瑛一郎は「攻守の動きを修正する必要がある」と気を引き締める。

   今季加入した１３選手のうち７選手が元Ｊリーガー。レギュラー争いは激しくなった。特にＭＦ、ＦＷ陣は競争が激しく、試合ごとに先発が変わるほど。突破力を武器に県予選で活躍したＭＦ阿野真拓は「上のリーグのチームも食っていく気持ちで、一つ一つ勝利をつかむ」と闘志を燃やしている。

（福井新聞）