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ロアッソ熊本(2年ぶり21回目)

 J3に降格後3季目の今季も、大卒や高卒ルーキーら若手中心のチーム編成となった。就任2季目の大木武監督はボールを保持しながら、攻撃的なサッカーを志向しつつ、昨季課題だった守備面は3バックにシステムを変更し、徐々に安定感が出てきた。

 リーグ戦は8試合を終え4勝3分け1敗の4位と好位置につける。パスを細かくつなぐだけでなく、ロングボールを交えた展開を含め、多彩な攻撃が持ち味。シーズン途中に3トップから2トップに変更したことが功を奏し、選手間の距離が近くなり、連動したパス回しが増えた。

 主力が流出した攻撃陣は、大卒ルーキーのFW杉山直宏やFW東出壮太ら新加入選手が存在感を発揮しつつある。エースのFW浅川隼人はリーグ戦4得点。中盤の底で攻守の要を務めるMF河原創は球際の強さを発揮し、ピンチの芽を摘み取る。

 新型コロナウイルス禍で昨季は天皇杯に参戦できず、連続出場記録が途絶えた。その分、今大会に懸けるイレブンや指揮官の意欲は強い。

 

(熊本日日新聞)

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