
福井ユナイテッドFC(10年連続13回目)

堅守をベースにしつつ、今季は、より前線の選手を増やした攻撃的なサッカーを浸透させる。
福井県予選は準々決勝と準決勝で計10得点を奪い、危なげなく決勝に進出。3トップの攻撃的布陣で臨んだ、福井工大との決勝は、試合開始直後にFW野中魁が押し込み先制。序盤で主導権を握ると、前半だけで計5点を奪い早々に試合を決めた。後半も3ゴール。8―0と圧倒し、前身のサウルコス福井時代を含めると10年連続で天皇杯切符をつかんだ。
北信越リーグ1部に属し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格を狙う。チームをまとめるのは昨季までJ3沼津で主将を務めたベテランのDF尾崎瑛一郎だ。ピッチ全体に響き渡る大きな声で指示を与え続け、周囲の信頼は厚い。
前回大会は県勢として初めてベスト8に名を連ねた。尾崎は「クラブの名を全国に知ってもらうチャンス」と、打倒Jリーグクラブに意欲を燃やす。
(福井新聞)
