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アルテリーヴォ和歌山(12年連続12回目)

 8月2日に行われた和歌山県予選(第25回和歌山県サッカー選手権大会)の決勝で、アルテリーヴォ和歌山は紀北蹴球団に3-0で勝利して、12年連続となる天皇杯出場を決めた。

 昨季終了後、長くチームをけん引した白方淳也、角南裕太、寺本健人らが引退。指揮官も5年間チームを率いた坂元要介監督から北口雄一監督へと代わり、新たな一歩を踏み出すシーズンとなる。今季のチームは”ハンティング フットボール”というスローガンを掲げ、ハンティング(狩猟)さながらに「ボールを狩り、ゴールを狩りに行く」(北口監督)。相手陣内からプレッシングを掛けて、そこからスピード感を持って攻撃を仕掛ける。また、ボールを保持する展開になれば、サイドアタックから前線の高さや走り込みを生かそうとしており、県予選決勝では両サイドのクロスから2得点を奪っている。チームの主軸となるのはキャプテンのDF加納錬や、今季から10番を背負うMF髙瀬龍舞、Jリーグでの経験も豊富なFW久保裕一だ。

 これまで天皇杯ではJリーグのクラブに勝ったことがなく、昨年はセレッソ大阪と接戦を演じるも、延長戦の末に1-3で敗れている。今季は「そこからもう一歩、先へ進む。闘志や球際、タックルの深さなど、粘り強く戦う姿を見てほしい」(北口監督)と意欲を燃やす。

 

(雨堤俊祐)

天皇杯サッカー