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札幌大学(5年ぶり24回目)

 北海道予選で格上の社会人チームを相次いで破り、OBで元Jリーガーの河端和哉監督が母校を率いて3年目で天皇杯への切符をつかんだ。目指すはかつて8強に進んだ古豪の復活だ。

 基本布陣は4-5-1。主将の相田勇樹を中心とした堅い守りが持ち味で、相手ボールを追う運動量は90分間衰えない。昨季から主力の4年生は臨機応変に戦術を変える判断力に優れる。縦に速い攻撃を仕掛ける一方、道予選決勝ではサイド攻撃から得点した。

 河端監督は現役時代、ロアッソ熊本(現J3)などで統率力を発揮し、所属先が上位リーグに進むことから「昇格請負人」と呼ばれた。母校の立て直しは「学生のピッチ外の行動や考え方から改善した」という。

 1回戦の相手、ラインメール青森(青森県代表)には教え子を輩出し、自身も現役引退まで3年間在籍した。「互いに戦い方を知っている。縁のある相手に胸を借り、一つでも多く勝ち進みたい」と意気込んだ。

 

(北海道新聞)

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