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FC TIAMO枚方(初出場)

 大阪府代表の座を射止めたのはFC TIAMO枚方。代表を決める第25回大阪サッカー選手権大会準決勝で昨年の関西学生リーグ優勝の大阪体育大学に勝利し、決勝では日本フットボールリーグ(JFL)所属のFC大阪をPK戦の末に破って天皇杯初出場を決めた。

 設立は2004年。大阪府5部リーグからスタートし、現在は関西サッカーリーグ1部に所属してJFL昇格を目指している。昨年までJリーグで選手として活躍していた小川佳純が、36歳の青年監督としてチームを指揮する。選手にも野沢拓也や二川孝広、田中英雄、岡本英也などJリーグ経験者がそろう。決勝ではチョ・ヨンチョルが2ゴールを決め、PK戦ではGK武田博行が見事なセーブでチームを勝利に導いた。

 チームスタイルはボールを保持して試合を進めることを理想とするが、大阪府予選では対戦相手の特徴、天候などの環境、試合展開などによって、戦い方に柔軟さを見せている。経験豊富な選手たちに、若手・中堅選手が融合することで、天皇杯でも勝利を目指す。

 小川監督は「天皇杯は特殊な大会。自分もJリーグの頃、下のカテゴリーの相手に下克上されたことがある。今年はレギュレーションが変わって、Jリーグのクラブと戦うには準々決勝まで勝ち進む必要があるけれど『天皇杯でJリーグを倒そう!』と選手にも伝えた」と話している。キャプテンの田中も「JFL昇格が目標だが、それと同時に天皇杯でも勝ち上がって話題をもたらしたい」と意気込む。

 

(雨堤俊祐)

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