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中高生は「おかね」というテーマで何を書いた? 「おかね」の作文・小論文コンクール上位入賞作品を公開中

 「おかね」や「金融・経済」と聞いて思い浮かべることは人それぞれ。かなりの違いがありそうだ。では、中高生はどんなことを考えたのだろうか。

 金融経済教育推進機構(J-FLEC)は、中学生・高校生を対象に開催した「第58回 おかねの作文コンクール」「第23回 金融と経済を考える高校生小論文コンクール」 の入賞作品を決定した。国内外から寄せられた応募総数は、過去最大級の7454点。キャッシュレス化や格差社会、持続可能性といった現代的なテーマに対し、次世代を担う若者たちが自身の体験に基づいた深い洞察をつづっている。

 中学生を対象とした「おかねの作文コンクール」には4715点の作文が寄せられた。入賞作品では、スマートフォンの普及によるキャッシュレス決済の浸透を受け、デジタル化された「お金の重み」をどう捉えるかといった視点や、桁数の多いベトナムドンに衝撃を受けてその理由を調べ経済の仕組みを考察したもの、また「誰かを支えるためのお金の使い方」に感謝を込めた作品など、多角的な視点が目立った。

 高校生等を対象とした「小論文コンクール」には2739点が集まった。特選作品では、税金を「顕微鏡」に例えて社会を捉え直す視点や、教育と貧困の連鎖、投資による持続可能な社会への貢献(三方よしから未来よしへ)など、専門的かつ実践的なテーマが並んだ。単なる知識の披露にとどまらず、自らの体験を社会課題の解決策へと昇華させた読み応えのある力作がそろっている。

 J-FLECは、これらの入賞作品が「おかね」や「経済」について考えるきっかけになると同時に、学校現場で金融教育に携わる教育関係者にとっても、生徒たちのリアルな視点を知る貴重なヒントとして活用されることを期待する。

 現在、J-FLECの公式サイトでは、特選および秀作に選ばれた各10編の全文が公開されている。若者たちが今の日本社会をどう見つめ、どのような未来を描いているのか。その瑞々しい感性と論理的な思考は、ちょっと感動ものだ。

 

  • 主な受賞作品(敬称略)

【中学生・作文部門(特選)】

  • 金融担当大臣賞: 『ありがとうの循環』足立悠貴(京都府 洛星中学校1年)
  • 文部科学大臣賞: 『カードはまだ、財布の中で。』猪谷三玲(東京都 ドルトン東京学園中等部2年)
  • 日本銀行総裁賞: 『ベトナムドンはどうして桁数が多いのか』大谷悠馬(神奈川県 慶應義塾普通部3年)
  • 日本PTA全国協議会会長賞:『最後のお小遣い』又多 嶺(千葉県 千葉県立東葛飾中学校3年)
  • J-FLEC理事長賞:『多忙な貯金箱』西原 羚恩(福岡県 福岡市立高取中学校2年) 

【高校生・小論文部門(特選)】

  • 金融担当大臣賞: 『税金という名の顕微鏡』橘葵衣(石川県 金沢大学附属高等学校2年)
  • 文部科学大臣賞: 『高校生と貧富の連鎖』下川真子(東京都 東京都立国際高等学校3年)
  • 日本銀行総裁賞: 『「三方よし」から「未来よし」へ』林和樹(滋賀県 近江兄弟社高等学校3年)
  • 全国公民科・社会科教育研究会会長賞:『日米の金融教育を経験して』市川 圭秀(東京都 東京都立国際高等学校3年)
  • J-FLEC理事長賞:『通帳と母の背中から学んだ、私の経済感覚』大木 未来(佐賀県 佐賀県立佐賀北高等学校3年)

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