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ヤマハがエレクトーンのフラッグシップシリーズを刷新 奏者の感性を即座に音で表現し、心地良く演奏

 ヤマハ(浜松市)は、電子オルガンの代名詞として世界中で愛されてきたエレクトーン「STAGEA(ステージア)」の次世代フラッグシップモデルとして、新シリーズ「ELS-03」を2月21日(土)に発売する。1959年の誕生以来、1台でメロディ、ハーモニー、リズムを自在に操る「1人オーケストラ」のスタイルを確立してきたエレクトーンだが、今回の刷新では「音楽をもっと自由に、もっとあなたらしく」を掲げ、演奏者のインスピレーションを即座に音へと昇華させる数々の革新的な機能が盛り込まれた。

■奏者の感性をリアルタイムに音へ変える、直感的なインターフェース

 今回の「ELS-03シリーズ」において最も象徴的な進化の一つが、演奏者の個性をリアルタイムに引き出す「ライブエクスプレッションコントロール」を導入したこと。新たに搭載された9本の物理的スライダーやエクスプレッションペダル、フットスイッチに、「フィルター」「リズムパートミュート」など40以上のパラメーターから選んでアサインしておけば、それらを演奏中の好きなタイミングで自由に変化させることができる。組み合わせは無限大なので、それらを活用することで、音色やリズムの繊細なニュアンスからダイナミックな音色変化までを直感的にコントロールすることができる。

 また、鍵盤部においても大きな進化を遂げており、鍵盤を押し込むことで音量や音質を変化させるアフタータッチは、さまざまなパラメーターを変更することでアコースティック楽器の表現をよりリアルに再現。今までにない音の表現もできるという。

 さらに上位モデルの「クラスX」には新開発の「FSX-i鍵盤」を搭載。この鍵盤は、1鍵ごとに押し込み具合で音量や音質を変化させられる「ポリアフタータッチ」に対応しており、アコースティック楽器のような繊細な表現から、シンセサイザー特有の個性的なサウンドメイクまで、奏者の指先に込めた細やかな感性を余すことなく音に反映させることができる。

■伝統の音を再現するVCM音源と、演奏者を包み込む新音響システム

 サウンド面では、ビンテージ機材の回路を部品レベルで再現するヤマハ独自の「VCMテクノロジー」を用いたVCMオルガン音源を搭載した。これにより、トーンホイール方式のビンテージオルガンが持つ特有の深みやロータリースピーカーの効果を忠実に再現しており、パネル上のスライダーをドローバーとして操作することで、伝統的なオルガン演奏の醍醐味を存分に味わうことができる。

 さらに、これらの豊かな音響を奏者自身が最も心地よく感じられるよう、新音響システム「パフォーマーセントリックサウンド」を構築。パネル上に配置されたツイーターとスコーカー、そして足元のウーファーによる3wayスピーカーシステムが、演奏者を包み込むような立体的な音場を作り出す。楽器の定位や細かいニュアンスをより鮮明に聴き取れるようになったことで、まるで音の渦の中にいるような没入感あふれる演奏体験となるだろう。

 ■プレイスタイルに合わせたラインアップと、長く愛用できるグレードアップ構想

 製品ラインアップは、表現力の最高峰を追求した「クラスX(ELS-03XF / ELS-03XR / ELS-03X)」と、高い演奏性能をバランスよく備えたスタンダードな「クラスG(ELS-03G)」の2つのカテゴリーで展開される。持ち運びに適したモデルから、フルスケールのペダル鍵盤を備えた本格的なモデルまで、演奏者の目的やスタイルに合わせて最適な1台を選択できるのが魅力だ。

 また、購入後も、環境や演奏レベルの変化に合わせて、「グレードアップユニット」によって機能を拡張できる点も大きな特長。「クラスG」から「クラスX」へと進化させることで、一つの楽器を末長く、より高い表現力を目指しながら愛用し続けることができる。価格はスタンダードな「ELS-03G」の82万5000円から、最上位の「ELS-03XF」の198万円(いずれも税込み)まで。次世代のエレクトーン文化を象徴するフラッグシップとして、多くの音楽ファンを魅了しそうだ。

9本のスライダーを搭載(左)、ポリアフタータッチを採用したFSX-i鍵盤(中央)、ヤマハが独自に開発したVCMオルガン音源盤(右)(写真:ヤマハ株式会社提供)

  • ELS-03シリーズ(写真:ヤマハ株式会社提供)

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