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子育て・食育セミナー 「 Food × Love = ? ~”食べる”が教えてくれたこと~」 開催報告

 

 2013年10月5日(土) 東京・イイノホール&カンファレンスセンターにて、子育て・食育シンポジウム 「FOOD & LOVE = ?  “食べる”が教えてくれたこと」が開催されました。  このイベントは、「弁当の日」応援プロジェクトの主催。内閣府、文部科学省、農林水産省、東京都教育委員会の後援で行われ、当日はあいにくの雨の中、学校関係者や一般の方約250名が参加。協賛企業によるブースの展示もあり、開演前から賑わいをみせていました。

 

 

 

 

 

 トーク1、トーク2では、弁当の日ではおなじみの助産師の内田美智子氏、弁当の日の提唱者である竹下和男氏がそれぞれお話しされ、会場内は涙に包まれる場面も。

 今まで親にしてもらったこと、どんな思いで育てられてきたのか、そして今現状としてどんな問題があるのかを知ることによって、自分の生きてきた人生を振り返ったり、これからを考えたりと、今ある自分に感謝すると共に毎日の生活を改めて考える機会となりました。

 

 

 

※左から内田氏、竹下氏

 お二人のトーク後の休憩では、先生方の書籍も販売され、購入された方にサインをしたいと竹下先生が売り場に現われ、あっという間にたくさんの人たちに囲まれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 休憩をはさんだ後は、トーク3として現在4人のお子さんを持つモデルの堂珍敦子さんの登場。

 モデルさんというと、子育てやお料理といったものからは縁遠いイメージでしたが、家でぬか漬けをかき混ぜる係は長男、お箸を並べるのは次男、など、お家での食を通した家族との交流の様子を披露。また、ご自身の子供のころ、お母さんが作ってくれたお料理の匂いが感覚的に残っているという話など、食に関する色々なエピソードをお聞きすることができました。

 

 

 最後のパネルディスカッションでは、九州大学大学院農学研究院園芸学分野 助教の比良松道一氏をMCとして、パネリストには文部科学省社会教育課 課長の坪田知広氏、荒川区立第六日暮里小学校 校長の金子和明氏、そして弁当の日を小学生の頃実際に経験をしたという「弁当の日」一期生の大林葵さん、四期生の前田真之介さんを迎え、それぞれの立場から食について、作ることについて、を語り合いました。

 坪田氏は文科省で初めて男性として育児休暇を取った方。色々と勉強をされていて知識もたくさん。ですが、ご自身は知識だけではなく、料理などの実践をしていくと宣言をされ、これからの取り組みにも意欲満々でした。

 金子氏はご自身の学校で行われている「弁当の日」の様子を語りました。子どもたちと一緒になって楽しんで取り組んでいらっしゃる様子が伝わり「弁当の日」で一番変わったのは校長自身だと語られました。

 また、弁当の日の経験者の立場から登壇してくれた大林さんは、ご自身が家庭を持って人に作って喜んでもらえることを新たに学び、スライドでご自身が作った食事の写真も披露。

 独り暮らしを始めた前田さんが感じたのは家族といる時と独りになったときの違い。食の大切さを改めて感じ、これからも料理をしていきたいと語りました。

 MCの比良松氏は、自身の授業で行っている「自炊塾」について紹介。料理はみんなが幸せになる力を持っている。是非作る側に立って大切なものを伝えていって欲しいと呼び掛けました。

 

 

 

 

 

※左から 比良松氏、坪田氏、金子氏、大林さん、前田さん

 

 皆さんが今ある立場はそれぞれ違いますが、人が成長して環境が変わっていく中で、いつも身近にある“食“。あたり前すぎて日常で特別に重視する機会はあ まりないですが、きちんと向き合ってみるとそこに纏わる思い出や、思い、関係性がなんと多いことかを気付かされると思います。このイベントを機にご自身の FOOD×LOVE=?について 、そして”食べる”が教えてくれたことについてもう一度向き合っていただければと思います。

 

 

 

 

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