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モケケブーム到来 伯母さんに任せなさい 「蝶花楼桃花 コラム 直線・曲線・斜め線」

 モケケ、皆さまはご存じですか?「モケケノケ星」からやってきたという、カラフルなヒョロ長い宇宙人のキャラクター。このモケケのぬいぐるみ型のキーホルダーが、若者や学生の間で流行っているんだそう。しかもご当地モケケなるものが各地にいて、デザインは400種類以上になるそう。

 私の甥っ子にもそのブームが来たようで、かばんに10体以上ぶら下がっている。かばんに飾っているのか、かばんがモケケを見せるためのツールなのか。分からなくなるくらいかばんの表面が埋め尽くされいる。

 でも、私も似たようなことをしていたことがあったなぁ。PHS(ピッチ)全盛の平成ギャル?だった私。ピッチには安っぽい花、ミニーマウスのキーホルダーとかをゴッチャゴッチャつけていた。確実に本体よりも大きく重さも相当なものだった。電話をとる時に、揺れるキーホルダーたちの重さに絶妙に遠心力がかかり、よくミニーちゃんに顔面飛び蹴りをお見舞いされていた。それと同じかな。甥っ子としては同じにされちゃ困るのかもしれないが。

 そんな顔面飛び蹴りされてた私が「こんなにつけて邪魔じゃない?」と言うと、もっとつけてる友達もいるとのこと。

 それを聞いた伯母さん、ギュインっとスイッチが入った。負けられないッッ! 全国いろいろなところへお仕事で行かせてもらっている、この伯母さんに任せなさい! それからというもの、まずはモケケ購入してから仕事へ向かうがスタンダードに。全国のモケケゲットが目標だ。今のところ、静岡、群馬、愛知、大阪、兵庫、神奈川(購入順)で2体ずつ購入した。順調であると思い込んでいたが、調べるとテーマパークなどしか売っていないレアモケケなるものも居るそう。うぅ、これは先が長いぞ。スイッチが入ると意外とコレクター気質があるのかと自分でも驚く。

 しかし、私は知っている。子どもたちの興味のある時間が短いことを。トーマス、カービィといろいろ探して購入しても、もう興味がないと見向きもしてもらえなかった苦い思い出がある。わぁ!うれしい!と言ってもらえる時期にどれだけ購入できるか、甥っ子たちとの気持ちとの勝負だ。負けられない戦いがここにある。

 モケケ、ゲットだぜ!

【KyodoWeekly(株式会社共同通信社発行)No.40からの転載】

蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか) 東京都出身。春風亭小朝さんに弟子入り後、二ツ目・春風亭ぴっかり☆時代に「浅草芸能大賞」新人賞を受賞。2022年3月、真打ちに昇進し高座名を「蝶花楼桃花」と改める。昇進披露興行、初主任興行、企画にもかかわった全出演者女性による「桃組」はいずれも大入り。24年7月、31日連続ネタおろし独演会「桃花三十一夜」を池袋演芸場で開催、大成功をおさめる。

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