在宅ワークの悩み、1位になったのは? 499人調査で見えた「家では仕事に集中できない」意外な理由
「通勤しなくていい」「自分のペースで働ける」など、メリットの多い在宅ワーク。一方で、悩みや不満、困りごとがある人もいるようだ。
在宅ワークをしている499人を対象に、「在宅ワーク環境の困りごとに関する意識調査」が、7月2日~10日にインターネットで行われた。調査を実施したのは、訳あり不動産の買い取り・再生を行う株式会社家がほしい(広島市)。
在宅ワーク環境について「とても不満」と答えた人は7.8%、「やや不満」は39.9%。合わせて47.7%となり、満足している人とほぼ半々という結果になった。

具体的な困りごとを聞くと、1位は「音が気になる」で34.3%。外から聞こえる騒音だけでなく、家族の生活音や、オンライン会議中に生活音が相手へ聞こえてしまうことを気にする声もあった。
2位は「家族の存在が気になる」(12.2%)。「話しかけられる」「家族の動きが気になる」といった悩みに加え、育児や介護によって仕事が中断されるケースもある。3位には「机と椅子が使いにくい」(10.4%)が続いた。自宅の家具では長時間の仕事に向かず、腰痛など身体的な負担につながっているという声も寄せられている。
このほか、「専用スペースがなく集中できない」「インターネット環境が悪い」「Web会議で家の中が映る」「生活感のせいで気が散る」「オンオフの切り替えが難しい」など、自宅ならではの悩みが並んだ。

では、こうした問題をどう解消しようとしているのか。最も多かったのは「専用スペースの確保」(13.8%)だった。和室を仕事用にする、階段下をリフォームする、パーティションで空間を区切るなどの工夫も挙げられた。
2位は「自宅以外での作業」(10.4%)で、カフェやコワーキングスペース、レンタルオフィスなどを活用する方法。3位は「家具の購入」(8.8%)で、大きめの机や疲れにくい椅子、スタンディングデスクなどへの関心が見られた。
一方、「現状のまま続けるしかない」と答えた人も22.8%。住居の広さや費用などの制約から、簡単には環境を変えられない人も多いようだ。
調査について、人事採用の専門家、二宮悠実氏(マイスタースタジオ・人事部長)は、在宅ワークでは「自宅で働けること」と「集中して働く時間を確保できること」は別であり、企業側にも、設備面での支援に加え、会議の時間帯や頻度、返信を求める範囲など働き方の設計が求められると指摘している。















