一品で“食事が完結するおにぎり”が存在感 約8割が購入経験・意向、平日ランチの新定番に

具材たっぷりで満足感の高い「一品完結型おにぎり」が、生活者の食習慣に根付いてきたようだ。くふう生活者総合研究所(くふうカンパニーHD・東京)が8312人を対象に実施した「市販のおにぎりに関する意識・実態調査」で、約8割が購入経験または購入意向を示し、タイパ(タイムパフォーマンス)・コスパの両面で支持が広がっている実態が明らかになった。
調査によると、市販のおにぎりを「月1回以上」購入する人は60.4%。購入場所はコンビニが85.7%と圧倒的で、スーパーも52.9%と半数を超えた。近年は具材のボリュームを増やし、1個で食事が完結する“主食+おかず”型の商品が各社から登場。こうした「一品完結型おにぎり」について、購入経験者は30.7%にとどまるものの、「食べてみたい」と答えた人が47.4%に上り、全体の78.1%が前向きな姿勢を示した。
支持理由のトップは「ボリュームがあり満足感がある」(53.2%)。続いて「短時間で食事が済む」(35.4%)、「複数の具の味を楽しめる」(35.0%)など、タイパの高さが評価されている。また「お弁当を買うより節約できる」(30.8%)といったコスパ面の支持も3割を超え、「豪華な具材の組み合わせが楽しい」(23.8%)という“ちょっとした特別感”も人気を後押ししている。
価格面では「250〜299円」(29.4%)が最多で、「200〜249円」(25.7%)、「300〜349円」(20.8%)が続いた。350円未満が約9割を占め、300円台前半までが現実的な購入ラインといえそうだ。利用シーンは「平日の昼食」(54.4%)が最多で、「外出先・レジャー先」(42.3%)も高く、忙しい日常の“すき間時間”に食事を済ませたいニーズが浮かび上がる。
具材の人気は「海鮮系」(54.8%)と「肉系」(52.9%)が2トップ。定番具材の増量(39.4%)、複数具材の組み合わせ(38.3%)、地域名物系(35.2%)など、特別感のある商品への期待も高い。
現在開催中の「おいしいもの総選挙2026」(くふう トクバイ主催)でも、一品完結型おにぎりが多数エントリー。店内調理ならではの大きな具材をのせたもの、棒状で食べやすいタイプ、地域の味覚を詰め込んだものなど、全国のスーパーから多彩な商品が集まっている。投票は9月23日まで受け付けており、生活者の“推しおにぎり”がどれになるか注目だ。

















