EYSC、「第3回学生ルール形成アイデアコンテスト」 優勝は女性3人の「就活民主化プロジェクト」

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC、東京都千代田区)は、若者ならではの視点で社会を変えるアイデアを募集する「第3回学生ルール形成アイデアコンテスト」を実施し、結果を発表した。
優勝したのは、法政大学の廣田愛莉氏、東京大学のナップアリエル氏、白百合女子大学の瀧川ことみ氏の女性3人をメンバーとする「就活民主化プロジェクト(当たり前をやめ隊)」。教育と就職の間にある断絶をつなぎ直す仕組みとして、①生徒の声を制度化し、主体的に学校を創る仕組み ②勉強時間を削る必要があるインターン偏重の就活の見直し ③無報酬インターンの増加が生んでいる経済格差による就活機会の不平等を解消するための報酬付きおよび単位認定―を提案した。近年増加傾向にあるインターンシップが学生に強いる問題を勉強時間の減少と経済格差による不平等という社会課題として昇華させた点が評価された。
準優勝は早稲田大学雄弁会ルール形成戦略研究会の「孤立と分断を乗り越えるためのマルチステークホルダー型子育て社会に向けたルール形成の提言―子どもを産み育てたい社会を実現するために―」だった。
EYSCの近藤聡社長は「今回の入賞アイデアは、若者の主体性を制度で支える視点、AI(人工知能)を共創のパートナーとして捉える時代感覚、地域から社会を再構築しようとする姿勢など、学生世代ならではの洞察が際立っていた」とコメントした。
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