恒例の「大昆虫展」が開幕、9月1日まで無休 アンバサダーの哀川翔さん「昆虫にたくさん触れてほしい」
夏だ! 昆虫と遊ぼう!
夏休み恒例の人気イベント「大昆虫展in東京スカイツリータウン」の7月12日からの開幕を前に、プレオープニングイベントが11日、東京スカイツリータウン・ソラマチ5階「スペース634」で開かれた。
夏休みの自由研究の参考にもなると、約400組の応募から抽選で選ばれた25組の親子50人が参加し、昆虫との触れ合いや観察を楽しんだ。開催期間は9月1日まで。52日間の会期中は無休で、約10万人の来場を見込んでいる。
イベントに登場した、大昆虫展アンバサダーを務める俳優の哀川翔さんが見所を紹介。「ふれあいの森で、昆虫にたくさんふれてほしい。どうやって幼虫からさなぎに変わるか見てほしい。とても感動するから」と笑顔であいさつ。
毎年、子どもたちの人気を集める「ふれあいの森」には、今年も約200匹のカブトムシやクワガタムシが放たれる予定。都会ではなかなか見つからない「本物」のカブトムシ。貴重な機会なので、ぜひ自分で探して「生きた」カブトムシに触れてほしいという。また、世界最大のヘラクレスオオカブトなど世界の珍しいカブトムシやクワガタムシなども生体展示されており、間近でじっくりと観察できるのも魅力だ。このほか、九州大学総合研究博物館准教授で昆虫博士の丸山宗利さんが監修した標本もずらりと並ぶ。今まで見たことのない新種の昆虫や、絶滅したスジゲンゴロウなども観察してはいかが。
11回目のイベントとなった今回は、蜜を体にため込む「ミツツボアリ」の生体が初めてお目見えするほか、「擬態の達人」の異名をとる「ナナフシ」の生体も展示されている。
展示を監修した国立環境研究所生物多様性領域特命研究員の五箇公一さんは「昆虫に触れる時はなでる感じでやさしくしてあげて」とアドバイスした上で、「外来昆虫が増えているので、今後、防いでいく必要がある」と注意を呼びかけた。
会場に展示されている昆虫の中で、哀川さんは「タランドゥスオオツヤクワガタ」を、五箇さんは「ニジイロクワガタ」が「お薦め」だという。
入場料(税込み)は、平日は大人(高校生以上)1200円、子ども(3歳以上)800円、親子(大人と子ども1人)1800円。土日祝および8月8~16日は大人1300円、子ども900円、親子2000円。