デジタル事業を手がけるスマートバリュー（大阪市）はこのほど、レンタカー事業を展開するMOVIN（ムービン、福岡市）と連携し、レンタカーの鍵の受け渡しを無人化する実証事業を那覇市で開始したと発表した。 

　レンタカーの鍵を入れた「収納ボックス」の解錠を、レンタカー利用者自身が通信アプリLINE（ライン）での車両予約時に発行される「二次元コード」で行うため、鍵の受け渡しをする人員が不要になるという。鍵の取り出し・返却データは自動的に記録・保存される。鍵の収納ボックスを那覇市内の宿泊施設「那覇ウエスト・イン」の駐車場に設置して、無人で鍵の受け渡しが円滑に行われるかを確認している。 

　スマートバリューは「MOVINのほかのレンタカー拠点でも鍵の受け渡し無人化を支援していく」としている。