
長良クラブ(初出場)

延長にもつれた一戦で昨年敗れた岐阜協立大に雪辱して、初の天皇杯出場をつかんだ。
気温37度の猛暑で行われた岐阜県代表決定戦。前半2分に先制を許すと、7分にも失点。苦しい展開にもひるむことなく、土壇場の後半44分にPKで追い付き、延長後半3分にCKをDF渡辺良太郎が頭で決めて4-3で競り勝った。4得点中3得点がセットプレーからで、久松孝充監督は「ウエートを掛けるところで集中してやれた」と評価した。
県立長良高校サッカー部OBを母体にし、現在は東海社会人リーグ2部に所属する。決勝点の渡辺はチームについて「技術のある選手が多く、ボールを回しながら崩したいが、相手の状況などに応じては縦に速い攻撃を使い分けたい」と話す。初戦はJFL勢との顔合わせ。久松監督は「格下は格下の戦いを徹底して、泥くさく愚直に戦いたい」と意気込んでいる。
(岐阜新聞)
