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「避難所生活における健康維持のための意識調査」が最優秀賞 中高生チームの研究、尾西食品×東京大の防災教育プログラム

 尾西食品(東京)は、東京大学大学院情報学環の開沼研究室と共同で実施している防災教育プログラム「尾西食品×東京大学 防災探究アカデミア」の研究発表会を、12月14日に東京大学福武ホールで開催した。

 同プログラムは9月にキックオフしたもので、全国から集まった中高生30人が4チームに分かれ、3カ月間、防災をテーマに調査・研究を進めてきた。

 発表会は、4チームそれぞれが8分の発表と10分の質疑応答を行い、①研究の「問い」と「答え」の対応関係の明確さ②先行研究の整理と研究の位置付けの適切さ③調査・検証方法の新規性・独自性―など七つの観点から専門家が審査した。

 その結果、首都圏の中高生282人にアンケートを実施し、災害時の避難生活で見落とされがちだった「薬の備え」と「アレルギー対応」に着目した「避難所生活における健康維持のための意識調査―防災バッグの常備薬備蓄と災害時アレルギー対応―」を発表したチームが最優秀賞となった。

 優秀賞は「災害時に中高生はスマートフォンをどのように使うのか」を発表したチームで、残りの2チームは赤門賞となった。

 特に優れた評価を得たチームは、来年度の学会発表に向け、専門家の継続的な指導を受けながら、さらに研究を深めていくという。

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