KPMGコンサルティング（東京都千代田区）は、“京都の文化力を生かしたアートとテクノロジーの融合によるイノベーション創出”などを掲げる「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都」（ATVK、京都府大山崎町）内の「企業サイト」にオープンイノベーションセンターを開設した。

　同センターを通じて、デザインとビジネス的な思考を融合し、事業の創発や実証の場を提供し、スマートシティー推進に携わる人材育成などに取り組む、としている。

　同社は今後、さまざまな企業や人と連携したオープンイノベーションプログラムや社会課題解決のワークショップなどの開催を予定している。最初の取り組みとして、「ATDB（アート、テクノロジー、デザイン、ビジネス）の交差する『イノベーションビオトープで生み出す未来志向型人材』とは？」と題するイベントを8月28日に開催する。受講料は無料で事前登録が必要となる。定員は20人で先着制。

　ATVKは、「交流棟」「クリエイティブスペース」「実証スペース」「アートコラボスペース」「企業サイト」の五つで構成されており、次代の産業を創出する拠点づくりを目指す京都府のプロジェクト「産業創造リーディングゾーン」の一角に位置付けられている。