持続可能な開発の実現に向け、気候変動、グリーン経済などの研究を行う公益財団法人 地球環境戦略研究機関（IGES）は、脱炭素に取り組む際の指針として新たに企業向けに作成した「1.5℃ロードマップ-脱炭素でチャンスをつかむ。未来をつくる。」（以下、本ロードマップ）について報道発表会を開いた。本ロードマップでは1.5℃の世界に向かう中で生まれるであろう社会経済の変化とそれに伴う事業機会を「5つの変化」と「20の好機」としてまとめている。

　トークセッションでは株式会社リコー代表取締役会長山下良則氏、ジャーナリスト国谷裕子氏、シブサワ・アンド・カンパニーの渋澤健氏、経営学者楠建氏も登場。企業が本ロードマップをどのように活用すれば良いか語った。

　公益財団法人 地球環境戦略研究機関（IGES）　田堅太郎氏は「本ロードマップを活用することで、どこに問題があり、どのような解決法があるかに気付ける。是非脱炭素化に向けて最初の１歩を踏み出してほしい。」と述べた。

「1.5℃ロードマップ-脱炭素でチャンスをつかむ。未来をつくる。」http://1p5roadmap.iges.jp/