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スカパーJSAT発、レーザーで宇宙ごみ除去を目指す新会社「株式会社Orbital Lesers」設立

 映画やアニメ、スポーツを楽しめる放送・配信サービス「スカパー!」でおなじみのスカパーJSAT株式会社は、2024年1月12日に新会社「株式会社Orbital Lasers」を設立し、さらなる宇宙事業領域拡大を目指すことについて記者発表会を行った。

 これまでも人工衛星を利用した航空機・船舶向けのインターネット回線や、災害時のバックアップ回線など、さまざまな宇宙事業を展開しているスカパーJSAT。新会社ではレーザーを用いたスペースデブリ(宇宙ごみ)除去事業と、レーザー技術を更に活用・発展させ高精度な地表面情報の提供を行う衛星ライダー事業の拡大も目指していくという。

 スペースデブリは衛星破壊実験や衝突などで宇宙空間に残された衛星の破片などがぶつかり合うことでさらに増大しており、今や大きな環境問題であるが、レーザー技術を用いることでより安全かつ経済的に除去することを目指す。また衛星ライダーの活用によってよりリアルな地球の3Dを実現したり、森林の高さを計測しカーボンクレジットの評価を可能にするため、研究を進めている段階である。

 株式会社Orbital Lasers 代表取締役社長 福島 忠徳氏は、「レーザーの研究開発を進めることで多くの活用方法があると考える。民間事業初の試みとして、さらに宇宙事業を拡大していきたい」と述べた。

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