就活戦線も佳境に入ってきた様子──学情（東京）は、2025年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生354人を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。「内々定の獲得状況」をテーマに調査した。

　それによると、この3月末時点の内々定獲得率は53.7％で、前月調査から15.6ポイント増となっている。また、一人あたりの内々定獲得平均社数は2.28社となり、昨年との比較では1カ月早く2社を超えている。就職活動率は75.6%で前月より11.0ポイント減となるなど、続々と内定（内々定）を獲得している様子。就活を終了した学生は19.5%と、およそ5人に1人となっている。

　3月1日の採用広報解禁から1カ月ですでに5割を超える結果となるなど、順調に就活をしている学生が多く、景気の改善が活動に影響しているのかもしれない。

　他方、文理別でみると、理系の内々定率が63.4%と6割を超え、文系も49.0%と5割に迫っている。