日本の5倍の面積を持ち、2億7000万人が暮らすインドネシア。夏の休暇先に選ぶ人も多いが、改めてその芸術文化を知ることができる展覧会、「インドネシアの美を探求」（駐日インドネシア大使館）が HIDEO（ハイデオ） TOKYO（東京都港区赤坂3-3-3-1F）で8月21日～9月1日まで開催される。

　インドネシアと日本の友好関係 65 周年のアニバーサリーイベントの一環。1万7000 を超える島々に育まれた多様な民族文化の魅力を、バティック・ソンケット・ウロスなどの貴重なテキスタイル、伝統的な建築や織物の美しい写真と共に紹介する。

　8月25日には、伝統建築ムバルニアンや伝統的な織物 Sumba の製作技能を守る活動をする建築家 ヨリ・アンタル氏、そして ヨリ 氏に師事してきたヴァラーニ氏らによるプレゼンテーション「Message from Wae Rebo」、8月29日には、伝統的な織物ソンケットの伝統技術の承継、技術を支える織り手の生活を含めた地域社会全体の活動をライフワークにするサティファ・スタン・アスワル氏のコレクションを見ながら、ミナンカバウ民族の生活、その地方の織物であるソンケット、そして織物職人についてのトークショーが開かれる。