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“現代詩”の魅力を専門家、仲間と学べる連続講座 東京・荻窪で8月6日(日)から隔週日曜日

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 日常的に詩を読むという人はなかなかいないかもしれない。その一因は、詩を味わうには少々コツがあり、それを学べる場がほとんどないからでは――。そこで、「PoetryFactory」が、これからはじめて現代詩を読んでみようという人に向けて、詩を読むコツを専門家から学べる講座「戦後スタンダード詩を読む」を8月6日(日)から10月15日(日)までの隔週日曜に全6回で開催する。会場は、東京・荻窪の「屋根裏バル 鱗 kokera」(杉並区天沼3-3-11)。

 “もっと暮らしの中に詩を”と活動中の「PoetryFactory」。2022年5月に発足した「PoetryFactory」は東京工業大学の大学院生向けの授業「リーダーシップ実践」の、新規事業コンテストで優勝し、本格的に事業展開をスタート。日本リベラルアーツ協会代表の船岡佳生氏により、もっと詩と親しむためのイベントである「ポエトリーカフェ」を2022年11月から3月まで毎週開催。さらに、詩人の平井達也氏も企画に加わり、「あつめない・とじないA4詩誌ぺーパー」、「戦後スタンダード詩を読む」や「詩と音楽について考えるBARイベント」などの企画を展開している。発足当初は、詩を用いたラッピング事業やオリジナル製品づくりなどの「ものづくり」に注力していたが、詩作品が近年、詩壇の外に届かない傾向にあり、読者が少ないという現代詩の課題に対し、現代詩初心者に向けた講座を開催する運びとなった。

西原 大輔氏の略歴
西原 大輔氏の略歴

 「戦後スタンダード詩を読む」では、代表的な現代詩を「日本名詩選3」を用いながら押さえる。講師は、日本現代詩の代表的研究者で東京外国語大学教授の西原大輔氏。参加費は6回一括申し込み1万2000円。初回のみお試し3000円(テキスト貸し出しあり)。継続の場合2~5回目を1万円で参加できる(23歳以下割引:1万円/6回)。テキスト代別途1600円。講師を囲んでの懇親会も予定(参加費あり)。俳句や短歌に比べて自由詩を学ぶ場は少ないのが現状。学校の国語の授業でもなかなか時間をかけて教わる機会は少ないかもしれない。難解、ハードルが高い、などといわれる戦後のいわゆる現代詩だが、現代詩の深層には、時代の社会変動を背景にした日本人の精神史が息づいている。先行きの見えにくい今だからこそ、生き方のヒントを詩に見いだせてもらえたらと、企画された講座だ。定員15人(先着順)、申し込みはpeatix、またはメールinfo@poetryfactory.jpで。

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