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史上初、獲得賞金40億円に ボートレースの王者、松井繁

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 ボートレースで「絶対王者」と呼ばれる実力者、松井繁(大阪)がSGオールスター(芦屋)5日目の5月27日に、史上初の通算獲得賞金40億円を達成した。2位は引退した今村豊の29億4145万円、3位は53歳の今垣光太郎(福井)の26億52万円(数字は5月27日現在)。2位以下に大差を付けている上に、今垣と同年齢の松井が今後も賞金を積み重ねていくと、誰にも破られることのない大記録になりそうだ。

 ▽記録に彩られたレース人生

 1989年5月にデビューした松井は、35年間で7822レースに出場し40億円に達した。単純計算で1レース当たり約51万円を獲得。賞金だけでなく、松井は数多くの記録も打ち立てている。90年8月の芦屋の新鋭リーグで初優勝を遂げると、今年1月の琵琶湖BBCトーナメントまで34年連続で優勝を果たし、その数は142回。そのうち最高位のSGタイトル獲得は野中和夫(引退)の17回に次ぐ12回。SG優勝戦出場は最多の68回。特別競走優勝は彦坂郁雄(引退)の77回に次ぐ71回(SG12勝、GⅠ59勝)。

 さらに、年間獲得賞金が2億円を超えたのが6年。2位が2年なのでダントツの数字だ。年間賞金王獲得は野中の7回、彦坂の6回に続き3位の5回。年間を通じて最も活躍した選手に贈られる最優秀選手にはトップの5回選ばれている。

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 1月のGⅠ制覇時には、75歳まで選手を続けると意欲満々に話した。現在、ボートレースの人気は高く、高額賞金の大会が数多くある。技量に衰えをみせない松井の活躍に、ファンの夢は広がるばかりだ。

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