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2013年度 「弁当の日」 応援プロジェクト講師派遣助成事業 生駒郡歯科医師会 開催報告  

 平成26年3月6日、子どもが作る「弁当の日」の提唱者・竹下和男氏による生駒郡歯科医師会 食育講演会「弁当の日」~ヒトは食により人となる・口は命の入り口~が、奈良県北葛城郡王寺町地域交流センター“リーベルホール”で開催されました。

1969287_365255546949368_1089778308_n 今回の講演会は生駒郡歯科医師会主催で、後援には奈良県教育委員会 、生駒郡(平群・三郷・斑鳩・安堵町)教育長会、 北葛城郡(王寺・上牧・河合・広陵町)教育長会、 公益社団法人・奈良県栄養士会、一般社団法人・奈良県歯科医師会、一般社団法人・奈良県歯科衛生士会、王寺周辺広域医師会、生駒・郡山地区歯科医師会、西和地区休日診療歯科医師会、生活協同組合コープ自然派奈良、こどもの食フォーラム実行委員会と行政、教育、医療など幅広い団体のご理解ご支援で開催されました。

 

来場した行政、教育、医療そして一般の方々など、約200人が笑いあり、涙ありの竹下氏の話に耳を傾けられました。5歳で母を亡くし、その後、母との約束どおり毎朝みそ汁を作り家事をこなす「はなちゃん」の話や、最近の大学生の食生活の実態のスライド紹介に加え、今回は特にこどもの脳や味覚の発達についてや、食べる大切さ、歯や噛むことの大切さを訴えられました。DSC06003DSC06007 DSC06012 DSC06013また、この日の講演では、脳の前頭前野の発達がヒトを人たらしめ、その発達には育つ環境や食生活が影響すると強調。親子の絆についてもエピソードを交えながら、「食は命のバトンリレー。子どもを育てるのが楽しくて仕方ない社会を大人が作っていきましょう」と伝えられました。DSC05967

 竹下氏の講演の他に「弁当の日」実践校として、北葛城郡上牧中学校の栄養教諭が5年間の取り組み成果の発表や、栄養士会からのパネル展示、近隣の保育園、幼稚園園児の“自分で作りたいお弁当、おうちの人に作ってあげたいお弁当”というテーマで描かれた図画の展示、子どもたちが作ったお弁当のバルーンアートも展示されました。

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来場者からは「“弁当の日”の取組はとても興味深く、食育についての大きなヒントとなりました。自分が勤務する学校・地域でも“弁当の日”のような取組は可能だと思います。子供たちがバーチャルな世界に身を置く時間は年々増えており、やらせてみることの大切さを疎かにしてはいけないとさらに強く感じました。実践します」という教育関係者の声や、「医療の立場からも、今後はより食育活動支援が重要だと感じました」という医療関係者の声、「自分のこどもの学校でも、竹下氏の講演会を開催したい、弁当の日をして欲しい」という保護者の声などがあり、地域で食育を考える場となりました。

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