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アルテリーヴォ和歌山 (6年連続6度目)

 第19回和歌山県サッカー選手権大会決勝で海南FCに7-0と大勝したアルテリーヴォ和歌山が、6年連続6度目の和歌山県代表として天皇杯に出場する。

 ことしで創立8年目を迎えるクラブを率いるのは辻本茂輝監督。現役時代はU-20日本代表で1999年にワールドユース選手権準優勝を果たし、京都パープルサンガなどJクラブで活躍した青年指揮官はパスをつなぐスタイルを掲げており、ビルドアップからのサイド攻撃で相手ゴールに迫る。

 DF三本菅崇やMF芝崎純平といった昨年から在籍する選手に、今季新加入の元日本代表FW永井雄一郎やGK原裕晃がセンターラインを固める。中でも永井の存在感は大きい。1.5列目で攻撃の起点となって周囲を生かしつつ、自らもドリブルで仕掛けるなど、早くも存在感を放っている。状況に応じた試合運びやピッチ外での体のケアなど、豊富な経験は若手の貴重な見本だ。関西リーグ1部ではFW大西佑亮が得点ランキング1位、右サイドバックの角南祐太がアシストランキング1位に名を連ねるなど、選手も成長している。

 1回戦の相手は昨年と同じ藤枝MYFC。J3のチームとの対戦となるが「いい経験になるから…という風には考えていない」と永井は語る。昨年の雪辱を果たして初戦突破を目指す。

(サッカーライター 雨堤俊祐)

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