
熊本学園大学 (4年ぶり2回目)

九州大学リーグ2部に所属する。東賢太郎監督が「高校時代は控えかBチーム(2軍)だった選手がほとんど。タレントはいない」と言う〝雑草軍団〟だ。
練習は週6日。東監督らが指導するのは半分ほどで、メニューは選手たちが考える。試合に出るメンバーも選手と監督が擦り合わせをして決めるなど、学生の自主性を大事にしたチーム運営が特徴だ。
小柄な選手が多いため、グラウンダーのパスを多用し、速さを生かしたカウンター攻撃を身上とする。こぼれ球を拾えなかったときは、直後の攻守の切り替えで対応することを徹底している。
相手によって戦術を変える柔軟性があり、大雨の下で行われた県予選決勝は、ロングボールを使って相手守備陣の背後を狙った。
天皇杯初戦を突破すれば、2回戦の相手はガンバ大阪(J2)。松本大輝主将は「しっかりコンディションを整えて初戦に臨みたい」と意気込んでいる。
(熊本日日新聞)
