甲南大学(25年ぶり2回目)
兵庫県代表決定戦の準決勝では2連覇中だった関西リーグ1部のチェント・クオーレ・ハリマを2―0で撃破。決勝で関学大を2―2からのPK戦の末、8―7で下し、25年ぶり2度目の出場を決めた。
決勝は風雨の悪条件下でボールを支配される中、前線から粘り強く守り、GK板敷洸大、DF当麻颯主将らが体を張って再三のピンチをしのいだ。逆転を許した終盤にもすぐに追い付き、延長戦を耐え抜いた。2得点のFW清水健生は「強い気持ちで勝つために走り続け、チーム全員で粘った」と胸を張った。
昨年、ヴィッセル神戸の元選手でアカデミーの指導歴がある竹口清一監督が就任。1年生から主力の当麻や清水らを中心に「攻守にアグレッシブなサッカー」を目指し、練習から質と強度を高め、規律を強化した。関西学生リーグ2部では優勝を果たし、1年で1部復帰を果たした。J3金沢との初戦に向け、指揮官は「チャレンジャーとして勝つ気で挑む」と意気込む。
(神戸新聞)