２年連続同カードとなった青森県予選決勝は、東北社会人リーグ１部・ブランデュー弘前を２─０で下し、４年連続で本戦出場を決めた。Ｊ３では下位に低迷しているが、パスをつなぐ攻撃的なサッカーを展開し、相手に付け入る隙を与えず快勝。天皇杯では、昨季就任した石﨑信弘監督とともに上位進出を狙う。

　Ｊリーグ参入６年目となる今季は、ＭＦ永田一真やＤＦ柳下大樹ら総勢１２人の新勢力が加入し、攻守に厚みが増した。過去最高成績の７位で終えた昨季に躍動したＭＦ前澤甲気、ＦＷオリオラ・サンデーらも健在。鍛え上げた運動量を生かした激しいプレスと堅守速攻を強みとする。

　天皇杯は２年連続で初戦敗退。第９４回大会でＪ２山形を準優勝に導いた石﨑監督は「何としてでも勝って、２回戦に進出したい」と意欲をみなぎらせている。

（東奥日報）