関西大学(3年連続19回目)
大阪サッカー選手権大会を制した関西大学が、3年連続で大阪府代表として天皇杯へ出場する。準決勝でJFLのティアモ枚方を、決勝で桃山学院大学を破っての優勝だった。
今年のチームについて前田雅文監督は「まだ特長がなく、これから色付けをしていく」と話す。昨年のチームをけん引して卒業した先輩たちとは特長の異なる選手たちが主力となったこともあり「1カ月後、2カ月後…というふうに成長してほしい」と期待を寄せている。
前回大会ではACL優勝でアジアチャンピオンになったばかりの浦和レッズと対戦し、延長戦までもつれ込む接戦の末に敗れた。キャプテンのDF木邨優人は「目の前でプロとの差を見せつけられた。何が通用して、何が通用しないのか。高いレベルでの基準を感じることができた。今年も初戦に勝てば昨年のJリーグ王者の神戸と対戦できるので、そのためにもまずは1回戦へ向けて全員で取り組んでいきたい」と意欲を口にする。また、大阪大会の準決勝で2ゴール、決勝で1ゴール、1アシストの活躍を見せたDF川島功奨も「(得点やアシストという)形になったことで、これまで取り組んできたことへの手応えを感じた。それを天皇杯でも続けたい」と意気込んでいる。
(雨堤俊祐)