京都産業大学(8年ぶり6回目)
昨季は創部52年目で初めて関西学生リーグを制し、全日本大学選手権(インカレ)でも準優勝と躍進の1年だった。主力の多くは卒業したが、前線で体を張る主将のFW菅野翔斗や高精度のクロスが武器のDF大串昇平、2年で10番を背負うMF伊藤翼ら、残るインカレ経験者を軸にアップデートを図る。
貫くのは、ボールを保持し、見る人を魅了するフットボール。加えて今季は〝ハイスピード〟を掲げ、OBの吉川拓也監督は「よりアグレッシブにゴールに向かって行こうと選手と共有している」。京都府予選の決勝では縦に素早い攻撃を繰り出して4―0で社会人第1代表のおこしやす京都ACに快勝した。
初戦の相手がJ3奈良クラブに決まり、指揮官は「Jクラブと本気で勝負できるのは天皇杯しかない」と士気を高める。菅野主将も「学生らしさを出して、どんどん仕掛けて勝ちたい」と格上撃破に燃える。
(京都新聞)