奈良クラブ(3年連続15回目)
奈良県予選決勝で、関西1部リーグの飛鳥FCを1―0で退け、3年連続の本戦出場権を獲得した。昨年J3リーグに昇格し、初年度から5位の成績を残している。スペイン出身のフリアン・マリン・・バサロ監督がチームを率い、高いボールポゼッション率が特徴のスペインらしいサッカーを実践する。昨季の堅守の印象も強いが、今季は左右のサイドバックが攻撃の起点となるシーンも多く、現在第13節までを戦い、無得点で終わった試合はわずか1試合と得点力も備える。昨年の関西学生サッカーリーグの得点王・FW百田真登、興国高から加入したMF国武勇斗、タイU―23代表FWパトリック・グスタフソンら若い力も加わり、活躍している。
フリアン監督は代表決定後に「ここ数年、なかなか上に行けていないが、今回は勝ち上がってJ1などの強豪チームと戦えることを楽しみにしている。しっかり準備して臨みたい」と意気込む。
(奈良新聞)