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アヴェントゥーラ川口(初出場)

 ポルトガル語で冒険を意味する“アヴェントゥーラ”を冠するチームが初めて天皇杯本大会の切符を勝ち取った。「川口からJリーグへ」を合言葉に、2007年創設。翌08年に総合スポーツクラブとして法人化した。

 2018年に現主将の小林秀征がJ3長野から加入したタイミングで、チーム強化も加速。筒井剛毅監督は「レベルの高い選手が入ったことで、既存の選手も高い意識で練習に臨むようになった」と躍進の要因を挙げる。

 尚美学園大との埼玉県予選決勝では、前半24分にJ1浦和や湘南などでプレーした35歳・中村祐也のヘッドで先制。1―1の後半22分に途中出場の轡田登が右足で決勝点を奪うと、小林、志村駿太のゴールで突き放した。

 今季から関東社会人2部リーグにも参戦。小林は「チーム全員が戦い、やるべきことをやっている」と自信を深め、「夢のある大会。向上心や責任感が生まれる経験を若手にさせたい」と意気込む。

 

(埼玉新聞)

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