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「目に見えないメガネ」で他者の風景を見る スペインで児童文学賞受賞の絵本

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 スペインで最も歴史のある児童文学賞「ラサリーリョ賞」を受賞した絵本『ねえねえ、なに見てる?』(ビクター・ベルモント作)の翻訳が、河出書房新社から発売された。色覚異常で色の見え方が他の人とは異なる少年、トーマスが主人公。多様性を扱う“SDGs絵本”だ。

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 2023年にスペインで出版された『I tu,com ho veus?』(英題:『EYE OF THE BEHOLDER』)の日本語版。トーマスの視点から、「おばあちゃんからはどういう風に見えるんだろう?」「音楽家からはどういう風に見えるんだろう?」「(飼い犬)オレオからはどういう風に見えるんだろう?」と、それぞれの“見えかた”を想像していく。

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 英語版タイトルにある「EYE OF THE BEHOLDER」は、「人それぞれ見え方はちがう」という意味のことわざ。他者がかけている「目に見えないメガネ」からの風景を想像することの大切さ、そして楽しさも伝えてくれる。税込み1793円。

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