正しい知識が力になる 重症筋無力症の市民講座が8月8日に広島で開催
2026年8月8日(土)、広島にて重症筋無力症(MG)に関する市民公開講座「正しい知識が力になる。患者さんと学ぶMG(重症筋無力症)市民公開講座in広島」が開催される。会場参加に加え、オンラインでの視聴にも対応しており、遠方からでも参加が可能だ。重症筋無力症という難病に向き合う患者、その家族、そして医療関係者や一般市民が一堂に集い、最新の医療知識と当事者の生の声を共有する場として企画された本講座は、知ることの大切さを改めて問い直す機会となる。
重症筋無力症、通称MGとは、神経と筋肉の接合部において信号伝達が正常に機能しなくなることで、脳から筋肉への指令が伝わりにくくなる自己免疫疾患である。まぶたが下がる(眼瞼下垂)、ものが二重に見える(複視)、話しにくい、飲み込みにくい、手足に力が入らないといった症状が代表的であり、症状の程度や現れ方は患者によって大きく異なる。症状は一日のうちでも変動しやすく、疲労とともに悪化する傾向があるため、日常生活に与える影響は多岐にわたる。また、MGは比較的まれな疾患であることから、発症から正確な診断に至るまでに時間がかかるケースも少なくなく、正確な知識の普及と早期診断・早期治療の重要性が指摘されている。
本講座の第一部は、広島大学大学院医系科学研究科脳神経内科学・医学部講師の杉本太路先生による基調講演である。MGの基本的な病態から最新の治療法に至るまでが、専門医の立場から解説される予定だ。
第二部は、医師と患者によるトークセッションを予定している。登壇するのは杉本太路先生と、NPO法人筋無力症患者会の理事長である恒川礼子さん、そして複数のMG患者さんたちである。「MGの”今”を話す。症状の気づきから、診察室での対話、そして日常のリアルまで」をテーマに、患者が異変に気づいた経緯、受診・診断に至るまでの過程、診断後の日常生活における困難などが語られる。
MGという疾患はまだ広く知られているとは言いがたく、患者が周囲から「怠けている」「気のせい」と誤解されることも少なくない現実がある。また、MGはいまだ根治療法が確立されておらず、多くの患者が長期にわたる治療と向き合いながら日々を送っている。本講座はこうした背景を踏まえ、MGと向き合う人、そしてMGのことをまだ知らないすべての人へ、正しい知識と理解の普及を目的として開催される。
開催概要
正しい知識が力になる。患者さんと学ぶMG(重症筋無力症)市民公開講座in広島
日時:2026年8月8日(土)13時00分~14時30分(12時30分開場)
会場:広島国際会議場 中会議室コスモス ※オンライン配信もございます
住所:〒730-0811広島市中区中島町1-5(平和記念公園内)
共催:NPO法人筋無力症患者会/アルジェニクスジャパン株式会社
後援:中国新聞社
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