攀枝花市、5年連続で「中国の最も幸福な都市」に選ばれる
AsiaNet 201320 (0329)
【成都(中国)2025年12月17日新華社=共同通信JBN】12月9日、Oriental Outlookが主催したHappy Cities Forum 2025(2025年幸福都市フォーラム)で、中国四川省攀枝花市は再び「China’s Happiest City (Prefecture-level City)(中国の最も幸福な都市(地級市部門))」の称号を授与されました。これで、攀枝花市は5年連続でこの栄誉を受けたことになります。60年以上にわたり、攀枝花市は独自の幸福の規範を洗練させ、「忍耐、革新、陽光、包摂性」で定義される都市精神を築いてきました。また、「攀枝花に到着することは、攀枝花の地元住民になることを意味する」という共有された信念も育んできました。
鉄鋼業を基盤に築かれた工業都市である攀枝花は、かつて生態保護と経済発展の均衡を図るというジレンマに直面していました。現在、攀枝花は、鮮やかで独特な「攀枝花ブルー」と「攀枝花グリーン」を背景に、見事な成果を示しています。
この成果の背景には、攀枝花が「青い空」、「清らかな水」、「清浄な土壌」という3つの重要な戦いにおいて取り組みを強化してきたことがあります。グリーン産業のアップグレードと資源リサイクルを通じて、同市はその工業的遺産と生態的基盤との調和のとれた共存を実現しました。
Pangang Groupの旧Majiatian Tailings Pondは、半世紀にわたる役割を終えた後、生態修復を完了し、1000畝(ムー)以上に広がるAshuda Four-Season Flower Seaへと姿を変えました。
中心市街地は「山、湖、川」のレイアウトによって住みやすい都市構想を打ち出しています。Donghuashan Mountain Sports Park(東華山山地スポーツ公園)は都市の緑の中心部となり、Yinjianghu Parkは11.8キロメートルの水辺回廊をつないでいます。17の「ポケットパーク」によって、住民は窓のすぐ外で緑を楽しむことができ、30キロメートルに及ぶ花の景観大通りは四季折々の花で彩られています。
自然の恵みは、この生態的な健やかさにさらに独自の特色を与えています。攀枝花は「冬は厳しい寒さがなく、夏は灼熱の暑さもない」という好ましい気候を誇ります。豊かな日照、快適な気温、ほどよい湿度に恵まれ、攀枝花は暑さ、寒さ、大気汚染を避けるための第1の目的地になっています。
攀枝花市では1年を通じて新鮮な果物が旬を迎えます。1月にはイチゴ、3月にはサクランボ、6月にはマンゴー、10月にはザクロというように、住民と訪問者は常に甘い感覚に包まれています。一方、キワタノキ(攀枝花)、ホウオウボク、ジャカランダが次々と花を咲かせ、この都市をまさに「City of Flowers(花の都市)」の名にふさわしい存在にしています。
2010年、攀枝花市は「健康とウエルネス」という概念を先駆的に打ち出し、それは現在、健康・ウエルネス産業と他の産業が互いに力を与え合い、共に発展する強固な発展モデルに成長しています。この変革は、自然環境の恩恵を人々の暮らしの具体的な利益へと効果的に転換しました。
産業の高度化を進めながら基本的な生活のニーズを守ることで、攀枝花市は、発展の成果をすべての人々が確実に共有できるようにしています。攀枝花は、バナジウム・チタン新素材や先進鉄鋼製造といった従来の優位産業において産業クラスターを構築し、サプライチェーンを強化する一方、水素エネルギー、バナジウム蓄電、低空経済などの新たな発展分野も積極的に探求しています。
社会保障と生活支援は絶えず改善され、共同繁栄の青写真が人々にますます明確に見えるようになっています。攀枝花は「子育て助成金」を導入したほか、「保育補助券」も発行し、出産・育児に優しい包括的な制度を構築しています。
攀枝花はまた、戸籍制度の障壁を取り払い、常住人口が基本的な公共サービスをもれなく享受できるようにしました。農村住民も都市部と同等の質の教育や医療資源を利用できるようになっています。
住民の安心感と帰属意識を高めるために、攀枝花市は市、県、鎮、村の4層にわたる多様な紛争解決のための「ワンストップ」プラットフォームを設立しました。公共の安全に対する住民満足度で、同市は常に四川省の上位にランクされています。
ソース:Oriental Outlook
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